2010-07-27
面白かった。昨日テレビを見ていたら、元アラブゲリラの吉村作治教授がエジプトで太陽の船と呼ばれる4500年前の埋蔵物を発見したという番組をやっていました。

映画ザ・マミー(ハムナプトラ)のブレンダン・フレイザーも元軍人という役どころだったし、男前度はちょっと落ちますが、まさに地でゆくような快挙。それにしても楽しそうだな吉村先生。
カイロの外人向けのバーかなんかで、若いエジプト人女性に「センセ、好きな事を仕事にできて幸せですね」なんて言われてんのかな、ちきしょう。

そういえばミヤモトも、スノーボード業界以外の知り合いや友人からは同じようなことを時々言われますが、自分の場合はあまりピンときません。

最近になってスノーボードより、本当はお金が好きなことに気がついたので、銀行とか造幣局に勤めればよかったと思っています。ま、人生思うようにいかないってことですね。

ところで考古学といえば遺跡の真偽がよく話題になりますが、特に注目された事件として東北旧石器研究所の藤村新一氏の旧石器ねつ造事件有名ですね。

憶えているかたも多いと思いますが、神がかり的に色々な場所から旧石器を発見してゴッドハンド(大山館長ではありません)と呼ばれていたんですが、いまから10年ほど前に自分で埋めて掘り返していたところをテレビのクルーに撮られ、今まで発掘したものがほとんどすべて偽物ということがわかって、日本から前、中期旧石器時代の遺跡が一瞬にして消滅した事件です。

ただし藤村氏は単に現場の作業員で、ある学者の仮設を証明するようにねつ造品が出ていることや、ねつ造品が金属顕微鏡で分別されてから埋められていること、ナウマン象の脂肪酸がわざと付着していたことから、彼は単なるスケープゴートで黒幕の学者を含め大掛かりな組織的犯罪ではないかという指摘もあります。

いずれにせよ遺跡が実は遺跡でなかったことから、文科省は文化財の抹消やら教科書の書き直しやらで日本中大騒ぎ、さらに25年間もだまくらかしていたので、その間にそれを元に書かれた論文はすべてパーということで、東大の有名な教授をはじめ多くの学者が肩を落とした事件でした。

確かに考古学で石器や埋蔵物が信用できないんじゃ、どうしようもないですからねぇ。

もちろんこのような事件は日本だけでなく、たとえばイギリスではピルトダウン人事件という有名なねつ造事件があったそうです。

今でこそDNA鑑定で、人類の祖先を辿るとアフリカにすんでいた女性、通称イヴちゃんから派生したらしいということが分かっていますが、その昔は色々な地域ごとに古代人類が別々に進化して、別々の人種になったという説がヨーロッパでは主流だったそうです。

根底には白人至上主義の思想があったんでしょうが、そのためにはヨーロッパ人の祖先の化石の発見が望まれていたそうです。

そんななか、イギリス、サセッ○ス州から発見されたのがピルトダウン人。

ネアンデルタール人やピテカントロプス、ジャワ原人のようにアフリカやインドネシアなどから発見された奇怪な形相の人骨ではなく、現代人のような大きな脳をおさめる頭蓋骨をもち、「やっぱり、オレたちの先祖はちがう」とヨーロッパ人も大満足だったんだとか。

でもそれもそのはず、この人骨は現代人の頭蓋骨にオランウータンの顎を組み合わせ、ご丁寧に博物館から持ってきた絶滅動物の骨と一緒に埋めておいたという念のいれようで、50年近くも本物と信じられていたそうです。

種をあかせば河童のミイラなみですが、そのおかげで不毛の研究が半世紀も続いたとは、好きで研究を生業とされていると思いますが、学者稼業も大変ですね。

こちらの犯人も旧石器ねつ造事件同様、諸説あるものの最終的には誰の犯行かわからず、一説によるとシャーロックホームズのコナン・ドイルじゃないかという説まであるそうです。

ところで、なんでこんなネタに詳しいかというと実はミヤモトは古代の歴史が大好きで大学の卒業論文は「縄文、弥生変革期における大陸からの技術流入および国内での変化について」というタイトル。今のイメージからは程遠い、というより今の仕事に何一つ生かせていない勉強をしていました。

しかもゼミの三浦教授からは、「読んで一番面白かった!」と、内容はともかく文章力のみ評価され、辛くも卒業できた経緯がありました。

就職が決まらなければ、研究をつづけようなんて話もいただいていましたが、もしそうなったら真逆の人生を歩んでいたかもしれないと思うと、ちょっと面白いですね。


  • 平日は9時〜5時で研究所に通うハロルド

  • 休日は家族サービスのハロルド

  • 同僚の下ネタに顔をしかめるハロルド

  • 子供の運動会にビデオの場所取りに奮闘するハロルド

  • 1日の小遣いが500円のハロルド

  • 酒も飲めないハロルド

  • うすら禿げで、ひょろっとして線が細くて女児にいたずらしそうな風体でしょうか。



きっと嫁は太っていて、いつも機嫌が悪くて、不細工なんだろうな〜。

パラレルワールドのどこかには、そんなハロルドも暮らしていて、薄給だけど周りからは「センセ、好きな事を仕事にできて幸せですね」なんて言われてるのかもしれませんね。

古代は男のロマンやな〜