93243e48.bmpこの間、新宿2丁目のゲイの人たちと懐かしい人生ゲームをやったんですが、やはりというか、ゲームで結婚のコマに停まったとき、隣の座席にもしっかりとブルーのピンを立てていました。

ま、そこまでこだわるなら子供ができましたというイベントのときも、子供のピンを立てず、ご祝儀も辞退してもらいたいもんですね(笑)。
しかしこの人生ゲームの“人生”というのも、現在の多様化した人生にくらべると甘っちょろいというか、こんなので遊んでいたら子供たちは人生をなめてかからないか心配になってしまいます。

だって借金しようが何しようが、どう転んでも最終的には貧乏農場においてもらって、仕事はできるし生きてゆけるわけですし、あわよくゴールすれば買った不動産は必ず値上がりしているという現在ではありえないような設定になっています。また不用意に子供をつくっても、養育費の心配をするでもなく、最終的に子供一人あたり幾ら幾らで売り飛ばすことができます。

文科省も教科書問題ばかり目を光らせないで、子供の情操教育に影響するようなゲームにもイチャモン、もとい、指導をしないといけません。

たとえばこの人生ゲームも、もっと現実にそくした内容にして、ゴール直前で“年金記録が消え所持金ゼロ”とか、“電車で痴漢に間違われ会社をクビ、職業カードを返しフリーターになる”。はたまた“会社ぐるみの偽装がばれ損害賠償100万円”、さらには“スノーボードを仕入れたが暖冬でスキー場が閉鎖、1000万円払う”などのイベントを盛り込んで、人間コツコツとまじめに働いてたとしてもどこに落とし穴があるか分からない、また人生とは生れ落ちたときから不公平なものだということを理解させないといけませんね。

ま、ともあれ、最近もテレビのニュースでだけ景気がいいとか、上向きとか聞きますが、実際はどうなんでしょう? 国民一人当たりの平均貯蓄残高は下降の一途ですし、逆に自殺者は増える一方、また中小企業の倒産件数も高い水準を維持しています。

円安の為替差益で濡れ手に粟の自動車業界とか、いまや無くてはならない携帯産業、中国相手の貿易商社など限られた業界は良いようなことも聞きますが、それでも「銀座に行けば最近は自動車業界の人ばかりだ」とか「あいつ携帯売ってビルを6つも建てたよ」などという話はついぞ聞きません(知らないだけかもしれませんが・・)。

いずれにせよ自分のまわりでは、あいも変わらず景気のいい話にはお目にかかれませんね。

スノーボード業界で、いわゆるコアと呼ばれるブランドは中小企業が多いんですが、そんなコアブランドの世界も、北米の幾つかのブランドがライダーを全員解雇しただとか、スノーボードの工場が閉鎖しただとか、悪いニュースばかりが飛び込んできます。

ちょっと前までは、“どこそこのブランドが大手に買収された”などの話が多かったのですが、ことココにいたっては「買収されるブランドのほうがまだマシ」というか見た目に調子のよさそうなカッコいいブランドも、内情は決してよくなくて、お飾りを付けて少しでも高く会社を買ってもらおうとする動きも珍しくなくなってきました。

そんなブランドは注意してみれば、売上げからは考えられないような広告を展開したり、有名ライダーと次々契約したり、ありもしないような数字を躍らせてブランドのコスメにやっきになっている様が伺えます。

昨年は暖冬で、日本の市場でもあまりスノーボードが売れず、日本の輸入元やメーカーと呼ばれる会社は一様にアメリカやヨーロッパの本社から「欧米では調子がいいのになんで日本はそんなに悪いんだ!もっと売れ売れ!」とプレッシャーをかけられていましたが、実際には日本だけではなくて世界的に状況は悪かったようです。

さらには、そこへ持ってきて最近よく耳にするサブプライムローンの焦げ付き問題で、調子が悪くなった銀行から小さなスノーボード業界にもなかなかお金が回ってこなくなったことも、悪化させている一因だと聞きます。

こんな話を聞いて、「ふ〜ん、でも俺は別に滑るだけだから関係ないな〜」と思っているあなた! 油断は禁物です。

憧れのライダーが着ているから買ったウエアなのに突然ライダーがいなくなる、あるいはブランド自体が無くなる。また大枚を叩いて買ったお気に入りのボードが、一夜にして激安ショップにならぶ、ダッサダサのブランドになるかも知れません。

「私は、このデザインと性能で買っているからいいの」とおっしゃる貴女も、ひょっとしたら希望小売価格は\82.000もするのに、中身は\19,800の格安ボードにいつの間にか“偽装”されているかもしれません。大手と呼ばれるブランドにしたって今や安心できず、ほんと何が起こるかわからないぐらいの状態になってきています。

こんな状況ならいっそのこと、人生で一度ぐらい“サブプライムローンを借りたが返済不要で、100億円受け取る”なんてビックなイベントにコマが停まって欲しいですね!

と言うわけで、以上コラムでした。